ミスフォーチュン→ワンステップス旅行 3日目

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 前日というか未明は自分でも驚くくらい秒で睡眠に入ってたようです。後でほくとニキと雷鳥君に聞いたら「人ってこんなすぐ寝れるんや」とのことでした。自分でもいつもあの日くらいすぐ寝られればなと思ってます。

 写真は嵯峨野線221系嵯峨嵐山へ向かっている途中だったと思います。座席が空いてなかったので一番前に行きましたが、西特有の補助椅子に座りながら前面展望出来たのでよしとします。

 

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 嵐山ではEF66の前頭部を観察した後、嵯峨野トロッコに乗ります。往路はDE10による推進ですが、客車に設けられた運転台から操作する関係で本来は重連用のジャンパ線を、客車側に接続し一番後ろの客車まで引き通されています。同様の方法で運転されているものに奥出雲おろち号や北海道のノロッコ号がありますが、DE側の装備を見る限りあちらも元のジャンパ栓を使ってるようです。

 

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 ただ他の2つと比べて特筆すべき点は、嵯峨野トロッコは貨車改造の客車だということでしょうか。元はオトキなのに、客車化されたあげく運転台と制御用の引き通しまで追加されて制御車になるとは。そのくせして台車は種車のTR209系列なので、ベッテンドルフ台車の乗り心地も体感出来ます。写真の通り、ご丁寧に種車の車号まで改造銘板に表記していてマニアに親切です。嵯峨野トロッコの歴史は意外に古いので、改造が今はなき鷹取工場なのもミソ。

 

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 列車はトロッコ嵯峨駅から出発すると、実質貨車を先頭にして次のトロッコ嵐山駅までの間、山陰本線の下り線を走ります。221系や特急が行き交う本線を構内入換みたいな編成と速度で走るのはさぞ違和感です。復路はDEが先頭なものの下り線を逆走するらしいので、そちらも興味深いです。

 写真左側のトンネルがトロッコの通る山陰線旧線区間で、トンネル直前にトロッコ嵐山駅のホームがあります。トンネル手前で新線と旧線が分岐し、旧線のトンネルが手付かずで残されている光景はよくありますが、どちらも現役というのは珍しいのでは?

 

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 列車は保津峡と呼ばれる嵯峨野トロッコの目玉でもある峡谷を縫って進んでいきます。ところどころ山陰本線の現役区間が顔を出します。現在線はトンネルと橋で保津峡区間をぶち抜いているので、保津峡が眺められるのは橋梁区間の一瞬のみとなっています。

 客車側の警笛は、ELの霧笛や電車の警笛で使われるAW-5のような音でしたが、運転台のマスコンブレーキ弁共々廃車発生品を使っているのでしょうか?少し気になります。ちなみにDE10は通常のAW-2の音だったので、音でどちらから来るか聞き分けられますね。要らない情報でした。

 

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 TR209の乗り心地と保津峡の絶景を楽しんでたら、あっという間に終点のトロッコ亀岡駅に到着。復路は山陰本線を使うので、トロッコ列車とはここでお別れ。トロッコ亀岡のすぐ横には山陰本線が通ってますが、ここからは歩って最寄りの馬堀駅へ向かい、電車を撮りながら時間を潰します。写真が気動車っていう野暮なツッコミはやめてください。

 

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 トロッコで25分かかった保津峡を秒で走破し、221系クロスシートを楽しみながら再び京都に帰還。京都で103系を観察した後は京都名物徳島ラーメンを頂きました。何だかんだ京都に来たら毎回食べてます。

 

 徳島ラーメンの後は京都の観光名所ポポンをチラ見し、微妙に時間があるけどどこか寄れるわけでもない空き時間だったのでここで解散。鳥取から切符やホテルの手配等々お世話になったほくとニキ、急な呼び出しと軽すぎる荷物でのお泊まりにも関わらず付き合ってくれた雷鳥君ありがとうございました。

 

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 次の電車まで時間があったので未だ見慣れない京都の電車を観察。私鉄はよくわからないので毎回JRばっか見てますが、図鑑でよく見た221や223がひっきりなしに来るので見てて飽きません。中でも個人的に関西で好きな電車ナンバー1の225系100番台を見ることができて満足。プラレールでも欲しいですね。

 

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 陽も傾いてきて、乗車時間も迫ってきたので特急ホームに移動。金沢まではヨンダーで向かいます。前回金沢から大阪まで行った時は基本番台の車に乗ったので、ほくとニキのアドバイスを参考にしながら4000番台の列車を探して予約しておきました。結果京都で空き時間が出来てしまったものの、225系100番台も見れてヨンダーにも乗ることが出来たのでよしとします。

 

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 宍道湖から数えてこの旅で2つ目の湖の琵琶湖の横を683でかっ飛ばしていきます。サンダーバードでいちばん好きな区間です。

 前回乗ったときも思いましたが、敦賀以東の新幹線の建設が確実に進んでるので、乗れるうちにサンダバは出来るだけ乗っておきたいですね。北陸特急を感じられるのもあと数年と思うと寂しいものがあります。 

 

 

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 乗ったサンダバは12両なので、金沢に着いて短い乗り継ぎ時間で後ろにくっついてる編成を確認したら、まさかの289系から復帰した未更新の683でした。225-100に続きこの色の68系を見ることが出来て非常に満足です。

 

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 金沢からは一生乗ることがないと思ってた北陸特急のつるぎで富山へ向かいます。一度でもいいから富山、越後湯沢まで68系で乗り通してみたかったです。叶わぬ夢となりました。

 

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 1年2ヶ月振りの富山ですが、この間に富山地鉄市内線と富山ライトレールが繋がるというビッグイベントがありました。富山港線の名前も復活し、更に巡り巡って国有化以前に富山港線を運営していた富山地鉄にまた所有者が戻るというカオスっぷりもまた凄いです。

 この後はホテルへのチェックインを先に済ませて寿司を食べ、翌日の予定が定まらないまま寝たと思います。よく覚えてません。

 

4日目に続く